![]() |
|
神経ブロックとは
|
|
|
注射というと“痛いのではないか?”と思われるでしょ
うが、細い針を使うのでそれ程痛くありません。予防接
種の方が痛いくらいです。
痛みにもよりますが、外来で何回かブロックを打っても
良くならない場合は、レントゲンを見ながらの神経ブロ
ックを行います。
また入院して神経ブロックを行う場合があります。
「注射嫌いの人に」
・注射がどうしても嫌な患者さんには無理に は行いません。
嫌々受けた神経ブロックは、むしろ全身の緊張が強くなり、
効果が打ち消されてしまう場合が多いようです。
神経ブロックを行わない場合は、飲み薬や体操療法をお勧
めします。 ・飲み薬や体操療法は、神経ブロックを受けている患者さん にも必要に応じて行います。 神経ブロックだけで痛みがとれるとは限らず、薬や体操の 併用によって治療効果が高まります。 神経ブロックよりも飲み薬の方がよく効く痛みもあります。 また、漢方薬も使う場合もありますのでご相談下さい。 |
![]()
|
|
||
|
||
|
★手足の冷え、しびれ、痛み(末梢血行障害)★ |
バージャー病(TAO) 閉塞性動脈硬化症(ASO) 手術後の動脈閉塞 レイノー症候群など 手足の血管が詰まったり、細くなって血行が悪くなると、 手足のしびれや痛みがおこります。重症になると腐って 潰瘍ができたりします。 血行を良くするために人工血管に代える手術や、血管の 中で風船を膨ませる治療法があります。 その前に神経ブロックで良くなる場合があります。 |
★顔の痛み 三叉神経痛 |
三叉神経痛は、副作用のない範囲内であればテグレトールなどの 薬でコントロールしていても良いが、薬でコントロールが難しい 時に神経ブロックや脳外科的手術が適応となります。 神経ブロックはほとんど日帰りで施行可能ですが、痛い部位によっ てはレント ゲンを見ながら行います。 ただし、痛みのきっかけや電撃痛等の特徴を有しない顔面痛は、 三叉神経痛ではない場合が多く、鑑別診断を厳重に行う必要があ ります。 |
★慢性の頭痛★ |
緊張性頭痛、血管性頭痛、片頭痛、群発頭痛など頭痛には多く の原因がありますが、生命に関わる基礎疾患(脳腫瘍など)がな い慢性頭痛は、ペインクリニックの適応になります。 ストレスから来る頭痛もあり、神経ブロックのほか、薬も必要 なことが多いようです。 |
★頸、肩、腕の痛み★ |
頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、頸椎椎間関節症、 外傷性頸部症候群(ムチウチ症)、頚椎脊柱管狭窄症 胸郭出口症候群、急性疼痛性頸部拘縮(寝ちがい) 五十肩(肩関節周囲炎)、いわゆる肩凝り、肩板断裂 など 頚椎の異常に由来する頚、肩、腕の痛みには、症状や MRI検査により、責任病変を明らかにします。 外来の神経ブロックでよくなる患者さんもおられますが、 重症の場合は、レントゲンを見ながら病変部位(椎間板、 神経根、椎間関節など)に直接ブロックします。 頚椎椎間板ヘルニアでは、局所麻酔で経皮的椎間板摘出術 を行う場合もあります。 肩関節の異常による肩、上肢の痛み、運動制限には、肩関 節内注入をし ます。 |
★胸部の痛み★ |
肋間神経痛、背部痛、開胸術後症候群、胸椎椎間板ヘルニア、胸 椎椎間関節症、胸椎圧迫骨折など胸部の脊椎の異常による痛み に対しては、 頚椎の病気と同様に治療します。 肋間神経痛は、痛みの原因を調べて肋間神経をブロックします。 開胸手術後の胸の痛みには、肋間神経ブロックや胸部交感神経 ブロッ クを行います。 |
★腰痛、下肢の痛み★ |
変形性腰椎症 腰椎椎間板ヘルニア 根性坐骨神経痛 腰椎脊柱管狭窄症 腰椎椎間関節症 腰椎圧迫骨折 筋筋膜性腰痛症 変形性股関節症 変形性膝関節症 など 腰椎の異常に由来する痛みに対しても、頚椎と同様に、症 状、MRI所見から責任病変を診断して、重症例では、レ ントゲンをみながら病変部位(椎間板、神経根、椎間関節 など)にブロックします。 腰椎椎間板ヘルニアでは、経皮的椎間板摘出術を行う場合 もありますが、当院では行っていません。 脊髄神経の血液循環不良に由来する症状には、腰部交感神 経ブロックを行います。手術を必要とする程の重症例でな ければ、変形性股関節症や変形性膝関節症も診療します。 それぞれ、関節内注入を行います。 |
★帯状疱疹(ヘルペス)・帯状疱疹後神経痛★ |
帯状疱疹の痛みは、ヘルペスウィルスによる神経の炎症による痛み です。 皮膚の発疹は自然に治りますが、痛みは適切な神経ブロック治療を 行わないと半永久的に残る場合があります(帯状疱疹後神経痛)。 とくに、高齢者の方、発疹の程度が強い患者さんは注意が必要です。 神経ブロックは、できるだけ早くから開始する必要があります。 発病してから何カ月も何年も経過している場合、完治は困難です。 |
★反射性交感神経性ジストロフィー・カウザルギー★ |
外傷や手術の後に、傷は完治しているのに痛みやしびれが続く場合 があり、反射性交感神経性ジストロフィー と呼びます。 神経が明らかに切断されたりした後に、激しい痛みが続く場合をとく にカウザルギーと呼びますが、 同種の病気です。 各種神経ブロック、リハビリテーションを行いますが、完治は なかなか困難です。 |
★顔面神経麻痺、突発性難聴 |
顔の筋肉(表情筋)を動かす神経は顔面神経です。また、聴こえの神 経は聴神経です。 ストレスや過労で、これらの神経の血液循環が一時的に悪化すると、 顔面神経麻痺や突発性難聴になります。 神経の血液循環を速やかに回復させないと、神経の栄養が不足し、 神経の栄養が不足し、麻痺や難聴が回復しなくなります。 発病後できるだけ早期に、星状神経節ブロックを行うことにより、 神経の回復が促進されます。 他の一般的な治療としてはホルモン剤を全身的に大量投与する 方法がありますが,副作用の問題もあります。我々は顔面神経 の近くに少量のホルモン剤を注射することによって,薬の量を 減らして効果を上げています。 |
★顔面けいれん★ |
顔面けいれんは、顔面神経が過敏になって、顔の筋肉が勝手に動く 状態です。 顔面神経ブロックを行うことにより、けいれんが止まります。 |
★アレルギー性鼻炎★ |
アレルギー性鼻炎の原因は様々な因子がからみ複雑ですが、星状 神節ブロックにより、症状が軽くなる場合があります。 週2回のペースで5回程施行しますが,約50%に効果が認められます。 |
すべての医療行為は100%安全なものではありません。 例えば、薬はすべて(薬局で個人で買える薬でさえも)何%かの頻度で アレルギー(特異体質)を持っている患者さんがおられます。 その場合、皮膚が赤くなって発疹が出たり、熱が出たり、手足や顔がむ くんだりすることがあります。また頻度は極めて低いですが、ショック を起こして命に関わりかねない場合もあります。 薬を使う前に、その患者さんにアレルギーがあるかないかを完全に調べ る事は不可能であり、またアレルギーの予防薬というのもありません。 したがって万一、アレルギーが起こった場合には、速やかに治療するこ とが非常に重要になります。 |
| 前のページへ | トップページ |